
「木を見て森を見ず」
古くから言われている諺のひとつですが
知人から教えていただいた古武道の技の中にこの言葉が出てきて
改めて「今」を思いました。
この言葉には
「細かい部分にこだわりすぎて、大きく全体や本質をつかまないこと」という意味があります。
一部のことや細部にとらわれすぎて、全体に注意を向けず
物事の全体を見ることをおろそかにしている状況を表しています。
小さいことだけに心を奪われると全体を把握できないということのたとえです。
特に、今現在の世界中の状況は
人々の恐怖や不安が前提にあります。
恐怖や不安があると、人はそこに心を奪われてしまい
これがそもそも何から始まったのか、そこを見ることを忘れてしまいます。
全ての原因は源にあることを知ると
今、目の前で起こっている現実に振り回されることはないものです。
私たちは、森の中に立つ
一本の木と同じようなものです。
風が吹こうと雨が吹こうと
ただ、そこにしっかりと根を張り
その立ち位置で自分を生きること。
それが
現実に惑わされず
淡々と自分を生きるということなのだと私は思います。
❦こころのコーディネーター
真山ヒロ(ティナ)
・life designer
・color coordinator&therapist
・aroma therapist
・writer