6月とは思えない最近の気温と湿度の高さに
体調を崩している方も多いのではないでしょうか。

元々湿度に弱い私は
数日前から何とも体が重く
低血圧であることもあって
フラフラしながらも仕事をしていました。

オンラインになったことで
外に出ることも少なく
深夜まで調べ物をしていたこともあるかと思いますが
仕事を終えると、ベッドに横になる日が続いていました。


「サプリメント」を飲んでも
毎年救われていた「経口補水液」を飲んでも
体調が回復することはありません。


昨夜、あまりの体調の悪さに
ふと母がいつもしてくれたことを想いだし
お味噌汁と梅干番茶を飲み、
夜の調べ物は辞めて早めに休みました。


今朝は、5時に目覚めて
窓を開けて空気をいれかえ、
キッチンでお出汁を取りお味噌汁を作りました。
いただき物の鮭を焼いて、玄米も炊き上がり
玉子焼きとほうれん草のお浸しで
一汁三菜の正しい朝ご飯。


丁寧に鰹と昆布でお出汁をとっていると
部屋中に何とも言えない幸せな香りが漂います。


子供の頃から、小食だった私は
朝はパンとミルク。そしてサラダでした。
虚弱な私を心配した母が、兄に用意したお味噌汁を
「これだけは飲んでから学校へ行きなさい」と
いつもテーブルの上に置いてくれました。


そんなことを想いだしながら
子供の頃と変わらぬお出汁の香りに
食の大切さを感じています。



数年前に講演会でお会いした
料理研究家の辰巳芳子さんがおっしゃっていた言葉
「美味しさとは、最もわかりやすい美」
90歳を過ぎていらっしゃるのに、凛として腰骨を入れて
生きる姿に、女性の生き方の見本を感じました。




少しでも辰巳先生に近づくために、今朝の私は、
背筋を伸ばしてお出汁を丁寧にとるところから始まりました。


それは、正に「命のスープ」です。



Office Tina

❦こころのコーディネーター
真山ヒロ(ティナ)

・life designer
・color coordinator&therapist
・aroma therapist
【著書】