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先日、縁切り寺で有名な北鎌倉の東慶寺へ久しぶりに行ってきました。
北鎌倉に住んでいた時は、年間パスポートを持っていて
毎朝、仕事の前に東慶寺にお参りしたものでした。

東慶寺には、和辻哲郎、谷川徹三、小林秀雄、高見順など
有名人のお墓もたくさんあります。

哲学者で有名な西田幾多郎先生のお墓がこちらにあることを知ったのは
つい最近のこと。
そして、その西田先生を尊敬した高木惣吉海軍少将のお墓もその近くにあると知り
お参りをかねて行ってきたのでした。

高木海軍少将が、終戦工作のために、自分の命をかけて奔走したという話は
コロナ禍になり、日本や世界の歴史を紐解く作業の中で
日本の戦後を調べている時に、知ったことでした。

その後、とある番組の中で下記の話を聞き、高木少将のお墓が東慶寺にあることを知ったのです。

「平成天皇がまだ皇太子だったころ、美智子さまと浩宮さま(令和天皇)と
この東慶寺においでになった時のこと。

ご案内の住職が境内の一角に並ぶ墓の傍らを通り過ぎた時、「ここに高木という海軍軍人の墓もございます」と何気なく申し上げた際に

当時の皇太子殿下が、一瞬ハッとされて「高木海軍少将ですか」と念を押されたのだそうです。
そのあと妃殿下、浩宮さまとささやかれ、高木少将の墓前に佇まれ黙礼されたといいます。
終戦工作に奔走した高木少将のことは宮中でもご存知だったのです。」



戦争を知らない私たちも、このような先人たちのおかげで今の日本があるということを
決して忘れてはいけないと思った日でもありました。


そして、今、大切なことは
未来の子供たちが笑顔で過ごせる国を残していくのは
今の私たち大人であるということです。

真実をしっかりと見極める目を持ち
自分の力で調べ、考える力を持つこと。
その上で、今を生きること。
自分の意志で行動することでしか
目の前の世界は変わらないと、私は思っています。

戦争中は、偏向報道で国民は真実を知らされていませんでした。
しかし、戦後75年もたった今も、同じように偏向報道がなされていることに驚きしかありません。

ただ、歴史を振り返ると、常に同じことが繰り返されていることがよくわかります。

そして、75年前と違うことは、今は、調べようと努力することで
真実は見つけることが出来るということです。

一方的に与えられる情報ではなく
少しでも疑問に持ったことは、自ら調べる努力をすることで
新しい未来の道が開かれることもあります。
これまでの経験から、私は、そう信じて生きています。



❦こころのコーディネーター
Office Tina
真山ヒロ(ティナ)

・life designer
・color 
coordinator&therapist
・aroma therapist
writer