最上のわざ
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり
働きたいけれども休み
しゃべりたいけれども黙り
失望しそうな時に希望し
従順に、平静におのれの十字架をになう
若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見つけても妬まず
人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役たたずとも
親切で柔和であること。
老いの重荷は神の賜物
古びた心に、これで最後の磨きをかける
まことの故郷へ行くために
~ヘルマン・ホイヴェルス『人生の秋に』より~
映画「ツナグ」のエンディングで樹木希林さんが述べる言葉です。
希林さんのアイデアで本にはないこの詩が取り入れられたそうです。
わたしは、本で感動したものは、基本的に
映画やドラマはみません。
逆も然り。
映画を先に見て感動した場合は本は読みません。
その時に感動した感覚を忘れたくないからです。
「ツナグ」は辻村深月氏のベストセラー本でしたが
私は読んでいませんでした。
希林さん亡き後、改めてこの映画を観ると
何とも重みのあるエンディングが、より深く感じられるのでした。
真山ヒロ(ティナ)
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