何か突拍子もないことが起きた時
ちょっと引いて眺めるとよくわかることがある。
私は、そんな時によく古い映画を観る。
最近観たのは「日本沈没(1974)」
名俳優がずらりと並び、圧巻の映画。
総理役の丹波哲郎がカッコいい!!
国民のことを考える総理大臣は、もう映画の中にしかいないのだろうか。
当時東大の教授だった竹内均先生も実際に出演され、「マントル対流」の説明をされている
中立の立場で「プレートテクトニクス」の理論を淡々と述べる竹内教授に妙に引き込まれた。
情報提供をする学者は、このように常に中立であってほしいと願う。
映画の中で、漁船で我先にと日本からの脱出を試みた人たちは
津波で死んでしまう。
先走って何かをすることは、自爆行為に近い。
オイルショックの時にトイレットペーパーを買いに走った人たち
3.11の際にお米を買い占めた人たち
そういえば、昨年の春は、店頭からマスクが消え
ホットケーキの素も消えました!!
このわれ先にと先走る人間の心理は、どこから来るのだろうか。
こころの中に抱えた恐怖や不安は、様々な心理を引き起こす。
そこをうまく利用する人たちも、この世界にいることを忘れてはならないと思う。
今、観ると色々と思うところの多い映画である。
真山ヒロ(ティナ)
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