Office Tina ~ Le Vent ~

身近にある愛すべき美しいモノを、鎌倉に吹く風を感じながら綴ります。L'amour est comme le vent, nous ne savons pas d'ou il vient.

カテゴリ: ◆出版までの道



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インスタのフォロワーさんのおひとりが
告知を見て、すぐに注文してくださり
届いたばかりの、「風のことば」を
第一章を読み終えた時点で、拡散してくださった。

お会いしたこともない方・・・
本当にありがとうございます。
https://www.instagram.com/p/BzUrPfPlhEv/

コメントを入れてくださった方は、会ったこともない方ばかり。
そもそも、インスタは仕事として始めたわけではなかったから
淡々と好きな写真を投稿していただけだった。


インスタが、FaceBookの傘下になったあたりから
投稿も減っていった。


SNSの怖さも素晴らしさも、わたしは両方体験している。
インターネットというものが出来て
その良い波に乗った人もいれば、それによって消えて行った人もいる。
ある意味ネットは、ダイレクトにそれが現れる。

今回、わたしは、その怖さよりもその良い波の方を選んだ。
「風のことば」をamazon限定にしたのには、そういう理由もあった。


出版日に書店の店頭に山積みにされる初版本。
それは、誰にとっても憧れかもしれない。
しかし、そんな憧れの為に私は、本を書いたわけではない。
売れなければ、一週間でその場所から本は消える。


わたしは、純粋に「風のことば」が相手に届くために
Amazonのオンデマンドを選んだ。

注文を受けて、その人のために印刷して届けられる本。
なんてステキなんだろう。
トラックに初版本が積まれて出荷される。
書店に降ろされて、並べられる。
そんな光景もそれはそれで、素晴らしいとは思う。

でも、自分だけのために注文を受けてから印刷されるシステムは
まるで、カウンターで鮨を食べるその気持ちにも似ている。
贅沢である。
その人のためだけに印刷された本
誰かへのプレゼントの為だけに印刷された本

届いた本は、多くの人の手を介していない分
手触りも良く、持っていてふんわりと優しい。

そう感じた。

唯一、amazonのレビューの話になった時
担当者のMさんはこう言った。

「amazonのレビューはある意味シビアです。
すべての人がいいと思う本など、そうありません。
でも、そういう本を作りましょう。
いろんな人がいる時代です。
気にしていたら、何もできません!」

まだ、20代の彼女の言葉が
人生の先輩に言われるように、なぜか私のこころに響いた。

今の日本の書店は、どんどん縮小化されている。
amazonの独占販売に手を貸しちゃいけない。
そう言う意見もあった。

大好きなこだわりの書店がどんどん閉店していった時
行きつけの書店のオーナーさんが
「みんなアマゾンで買うからね。」とポツリと呟いた。
その店は、2年ほど前に長い歴史を閉じた。


そう・・・2年前の4月
amazonは、出版取次大手と各出版社に対して
ある流通革命を起こした。
それは、「バックオーダー」の中止宣言だった。


「カスタマーファースト」を宣言するamazonが
流通経路や弱小出版社に宣戦布告をしたともいえる。


もちろん、その陰で
消えて行った大好きな書店のことも
私は忘れてはいない。

きっと、新たなカタチで生き残る書店も出てくるはず。
そう信じたい。


100%完璧なものなどないのだから
溢れるような情報の中で、何を拾いだすことができるか
それもキャッチ能力の一つだと、わたしは思う。


すべてを知った上で、是非があっても
わたしは、「風のことば」を既存の販売ルートには載せず
amazonのみとすることを決めた。


通常の販売戦略からすれば、外れているかもしれない。


「本は、必要とする人のところへ、自ら歩み寄っていく。」


顧客第一の視点を持って、その業務に取り組む
それが真実の「カスタマーファースト」ではないだろうか。


「風のことば」を通して、それが出来たら
最高だとわたしは、思っている。



2019.07.01

真山ヒロ(tina)


【書籍出版のお知らせ】
Amazonにて発売中

季節の風を感じながら鎌倉に暮らす
四人の女性たちの物語







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雨に濡れた紫陽花は、やはりとびきり美しいと私は想う。

出版から10日が過ぎて、ある意味、ホッとしている。

出版社のGブックスのことを色々という人はいる。
仕事がら大手の出版社とは、多少なりともつながりはあった。

それでも、ここから出版したのには、大きな理由がある。
私がいちばんに重きを置いたのは、担当者だった。
Mさんの人となりだった。

基本、「本を書きませんか?」というご案内は
山のようにいただく。
それでも、会ってみようと、こころを動かされる人は
残念ながら、あまりいない。

彼女の何気ない気遣いや、言葉から
この人と組んで本を出してみたいと思ったのだ。

「こころに関する本を・・・」

いくつかの言葉のやりとりがあって
わたしは、彼女の感性が気に入った。
彼女となら、新しいカタチで何かを生み出せそうな気がしたのだ。


彼女は、一流の出版社でもなかなか出会えないような
魅力的な人だった。
以前、仕事でG舎の担当者と打ち合わせしたことがある。
トップが変わってしまったその会社は、
名前だけになってしまったようで少し残念だった。
今は、どの会社も生き残るのに必死なのだ。

そんないきさつもあっての、Mさんとの出会いだった。

彼女となら、カタチにできると直感したわたしの勘は
嬉しいことにいい意味で見事に的中した。

しかし、原稿が出来上がった1年前に
彼女は、産休に入ってしまった。

「原稿を見届けることができてホッとしています。
出版されましたら、必ず購入させていただきます。」
まっすぐな気持ちが伝わってきた。

その後の校正の過程では、色々あって発売も遅れ、
やはり大手から出した方がよかったかと思った瞬間がなかったわけではない。

しかし、すべては、ベストタイミングでやってくる。

結果的に、12年に一度の最高の日に、発売が開始されたのだから
それはそれで、ありがたいことだと思っている。

有名作家になりたい気持ちは微塵もない。
だから、この本を、どこから出版するかということよりも
ひとのこころを一番大切にしたかった。

私は、その最初の入り口に立つ担当者を最優先に考えた。

Mさんがもし、K社やG舎・S社にいたとしたら、そこで出版したのだと思う。
しかし、出会いはGブックスだった。

ただそれだけのこと。

「本は、必要とする人のところへ、自ら歩み寄っていく。」

ただ、それでも人の目に触れるためには、媒体が必要だ。
大手の出版社の宣伝力は大きい。

しかし、わたしは人の持つ力を信じた。
昨日、インスタに出版の投稿をしたのは
そんな気持ちからだった。
https://www.instagram.com/p/BzRVfIpADow/


どちらかと言えば、自分の宣伝はあまりしたくない。
目立たない場所でひっそりとしていたい。
正直、そんな内側も持っている。

だから、ほぼ知人や友人がいないインスタのフォロワーに向けて
出版の告知をしたことは、私にとっては、ものすごく勇気のいることだった。


「本は、必要とする人のところへ、自ら歩み寄っていく。」
その本自体が、選んだその人の手を通して・・・・



2019.06.30
真山 ヒロ(tina)


【書籍出版のお知らせ】
Amazonにて発売中

季節の風を感じながら鎌倉に暮らす
四人の女性たちの物語









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