FullSizeRender
photo by tina (
Unauthorized reproduction prohibited photos)


印象派から1930年代までのフランス近代絵画が収蔵されている
オランジュリー美術館

地下一階へ降り、セザンヌやルノワールの有名な絵画が展示された部屋の奥に
女流画家、マリー・ローランサンの絵画が展示された部屋があります。

一枚の絵にくぎ付けになった私は、解説を聞いて納得。
この絵は、「ココ・シャネル」の肖像だったのです。
成功をおさめたはずのシャネルの虚ろな表情に
一瞬、彼女の内面がよく表れているように感じたのです・・・

実は、後から知ったことなのですが
この絵には逸話があって、出来上がったこの肖像画は
シャネルが自分に似ていないということで気に入らず
ローランサンに送り返されたといいます。

シャネルの本をかなり読んでいる私には
この描かれたシャネルに、そんな両極端な想いを感じ
そこにしばらく立ち止まってしまったのかもしれません。

ティナ

*Parisの様子はカテゴリー「Tina's café」または「ParisⅡ」からまとめてご覧になれます。